コンサートと旅の記録
2011年3月11日14時46分、三陸沖（仙台沖70q）を震源とする東北地方太平洋沖地震が起きました。この時の地震と津波によって、約15,900人の死者と2600人以上もの行方不明者を出し、その他にも物的また心的な大きな被害を出しました。
金銭的な援助だけでなく、視覚障害のあるわたしたちにも何かできることはないか。そこで、視覚障害者を中心としたラテンバンド「アンサンブル・アミー」は、東日本大震災で大きな被害を受けいまだ困難な生活を余儀なくされている東北の人たちを音楽で少しでも元気づけられたらと、仙台に2012年9月15日に演奏旅行に出かけました。
演奏に合わせて仙台市内を観光、東北のおいしいものをいただいたり、名所見物なども楽しみながら、少しでも東北の経済効果に寄与できれば？…と。
わたしも2泊3日のこの演奏旅行に同行しました。
9月15日名古屋駅西口銀の時計前に集合。7時53分発「のぞみ」、東京駅9時33分着。東北新幹線に乗り換え、東京駅9時56分発「こまち」、仙台駅11時37分着
仙台駅ビル内のお店でお昼をいただいた後、るーぷる仙台に乗って市内観光に出発。
瑞鳳殿（ずいほうでん）は、仙台市都心部の南西、広瀬川の蛇行部に挟まれた経ケ峯にある伊達政宗を祀る霊廟。
瑞鳳殿に向かう坂道になった参道
瑞鳳殿の入り口正面
馬に乗った伊達政宗の像
土井晩翠の胸から上の銅像、仙台出身の詩人・英文学者、荒城の月を作詞。
翌16日はコンサート本番の日です。前日に宿泊したホテルからタクシーを利用し会場の仙台市福祉プラザへ。午前中はホール内の確認とリハーサル。演奏者以外の同行者は受付の準備です。
アミーのコンサート前リハーサル
福祉プラザの玄関前。新しい建物でこの施設には、仙台市社会福祉協議会が運営する介護保険関連、障害者関連、高齢者関連の事業、また施設などがあります。
仙台市福祉プラザ玄関前
午後からは福祉プラザ２階ふれあいホールでコンサート。
コンサート終了後はバスで松島へ。ホテルでおいしい海の恵みの夕食をいただきました。最終日の17日は観光船に乗って多くの島々が点在する松島の海を１周しました。ここで、震災時の海の様子を聞かせてもらいました。
いくつもの島が見える船からの松島の海
遠くに見える島と海の上をとぶかもめが２羽
餌をのせた手を伸ばすとかもめが一斉にとんできます
東北随一の禅刹として歴史を刻む 伊達政宗の菩提寺「国宝 瑞巌寺」宗旨 臨済宗
鰻塚
松島観光を終えて17日、仙石線松島海岸発13時34分、仙台着14時8分着。松島海岸駅のホームから海岸に向かって写しました
東北新幹線こまち仙台発14時26分、東京着16時08分 東海道新幹線ひかり東京発16時33分、名古屋着18時20分着で全員無事に帰ってきました。さて、目的のいくらかは果たせたでしょうか？